LEGEND JAPAN(レジェンドジャパン)  京都・兵庫・鳥取 時と海の回廊

LEGEND JAPAN(レジェンドジャパン) プロジェクト

対象エリア

Legend Japan(レジェンドジャパン) は、以下のエリアを対象としています。

マップ

兵庫県但馬地域:エリア内の主なジオサイト

玄武洞
約1600万年前の火山活動によってできた玄武岩溶岩の厚い層よりなり、さまざまな角度の柱状節理(規則正しい柱状の割れ目)が見られます。
河川による侵食で地表に姿を現し、後に石材として利用された為、洞窟として残った採掘跡で、玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟と玄武洞ミュージアムと合わせ、玄武洞公園として整備されています。
江戸時代の文化4年(1807年)儒学者・柴野栗山が当時有名な城崎に来遊した時、この珍しい採石場を中国の四神の「玄武」に因んで「玄武洞」と命名しました。
火成岩の一種、玄武岩の名前の由来であり、1926年、地球物理学者で京都大学の松山基範博士が世界で初めて地磁気の逆転を発見するなど地質学上、重要な意義を持つ場所となっています。
2007年、「日本の地質百選」に選定されました。
楽々浦と戸島湿地
城崎町楽々浦(ささうら)は円山川下流域に位置する潟湖で、城崎温泉の温泉街から円山川を挟んだ対岸に位置しています。
魚類、湿地性生物などが豊富で、汽水域に生息する珍しいトンボの一種、絶滅危惧種に指定されているヒヌマイトトンボの生息地です。
戸島湿地は 1965 年から始まったコウノトリの野生復帰の取り組みによって豊岡市が整備した人口の湿地であり、2012年のラムサール条約湿地として申請されています。
現在はコウノトリの餌場としてドジョウやカエルなどが数多く生息しています。
城崎温泉
コウノトリが傷を癒したことから発見されたと言う伝説がある千年以上の歴史を持つ名湯で、古来より多くの文人墨客に愛されてきました。
一の湯、御所の湯、まんだら湯、さとの湯、柳湯、地蔵湯、鴻の湯、の7つの外湯をめぐる「外湯めぐり」が人気で、それぞれ個性の違う様々なお風呂が楽しめます。
猫崎半島
日本海に向けて細長く伸びた猫崎半島は、竹野川河口東岸に伸びる陸繋島で、沖合からみると猫が両耳を立てた姿に似ているのでこの名がついたと言われています。
猫崎半島西側の海岸一帯は波食棚が発達し、波食棚の上には、波と礫により削られた甌穴(ポットホール)群がみられます。
この甌穴は兵庫県の天然記念物に指定されています。
竹野海岸
遠浅の澄んだ海と東西約800mの白い砂浜で、環境省による「快水浴場百選」や「日本の渚百選」にも選ばれており、多くの人が訪れます。
猫崎半島の東側になる竹野海岸一帯は北西季節風の陰になり、暴風を避けることができるため江戸時代から明治時代にかけて北前船の寄港地として北前船の風待ち港としても栄えました。
はさかり岩
竹野海岸切浜にある奇岩です。
波の浸食によって形成された海食洞の天井が落ち、岩が挟まったような形になったとされます。
はさかりとは但馬地域の方言で「挟まる」という意味で、それが名前の由来になりました。
はさかり岩を作っている岩石は日本海が形成された頃の火山活動に関係した火山噴出物の堆積層で、岩石の中に含まれている白っぽい岩石は、周囲の花崗岩が火山噴出物に取り込まれたものだそうです。
淀の洞門・大浦海岸
淀の洞門は、竹野海岸切浜の北東にある幅24m、奥行き約40m、高さ13.8mの洞門です。
淀の大魔王という鬼が住んでおり、スサノオノミコトに退治されたという伝説があります。
長い歳月をかけて日本海の荒波が作り上げた海蝕洞で、徒歩で近くまで観察できるが風化が進んでおり落石の危険があります。
大浦海岸は切浜の東にあり、花崗岩と角礫岩の磯浜と、砂浜からなる。海の生き物も豊富で、 磯遊びやシュノーケリングなどでの観察に向きます。
神鍋山
標高469.5mの、トロイデ火山(鐘状火山)です。
約2万年前の、近畿地方で一番新しい火山活動により出来た噴火口や、約15kmにも及ぶ神鍋溶岩流、それらに関連した滝や神鍋風穴などの独特な地質特性が観察できます。
香住海岸(鎧の袖、今子浦(かえる島))
但馬海岸の中のほぼ中心部に位置する香住海岸は海食によってできた雄大な柱状節理や断崖、洞門、洞穴や岩礁など変化に富んだ景勝地で、 1938年5月に国の名勝に指定されました。
鎧湾東岸から今子浦までの海岸一帯が名勝香住海岸に、また鎧の袖が天然記念物に指定されています。
鎧の袖は 約1,000万~300万年前の火山活動によって形成された高さ65m、幅約200m角度70度の大きな岩壁で、地下の地層中に入り込んだマグマが冷え固まる際にできた縦方向に伸びた割れ目と横方向の割れ目が垂直に交わり、鎧の「おどし」のように見えるので「鎧の袖」と言われています。 また今子浦は江戸時代に、北前船(廻船)の風待ち港として栄えた入江で、千畳敷と呼ばれる岩礁の沖に、安山岩が波に侵食されてできた蛙の形をした「かえる島」があり、航海に出た船員たちが無事に帰る(カエル)ことを祈願したと言われています。今でも無くした物が手元に返る、自分の性格を変えるなど「何かをかえる」願いが叶うといわれています。
香住足跡化石
新第3紀中新世中期(約2000万年前)の、日本列島がアジア大陸から離れ始めた頃、河川や湖沼のほとりであったこの地にたまった砂や泥の地層に、多数の動物が足跡を残しました。
香住区では栃三田、大イソ、下浜の平島、松ナワテの4地点の泥岩・砂岩層で見つかりました。
また下浜北部の道路沿いの泥岩砂岩層(香住砂岩泥層)には県指定文化財「下浜の流痕化石」があり、こちらも新第3紀中新世中期の地層です。
発見時は「漣痕化石」と呼ばれていましたが、近年の研究で、水の流れに対して直交する方向にできる「漣痕」ではなく、水の流れに対して平行にできる「流痕」であることが分かり、名称変更されました。
猿尾滝
香美町村岡区日影にある猿尾滝は上下2段に分かれた滝で、下段の滝が猿の尻尾に似ていることからこの名前が付いたと言われています。
総落差60mの大瀑布が岩肌と左右の自然林に映え、春は新緑、夏は納涼の滝姿、秋は紅葉と白い瀑布のコントラスト、冬は氷壁の滝と四季折々の表情がみられます。
猿尾滝を形成している岩は、地中でマグマが冷え固まった安山岩質のひん岩岩脈で、「猿尾滝ひん岩」と呼ばれるものです。
「日本の滝百選」にも選ばれており、特に上段の滝は迫力満点です。
和佐父の棚田・貫田の棚田
香美町和佐父地区の棚田は西ヶ岡の棚田とも呼ばれており、等高線上に美しく湾曲した、馬蹄のような形が特徴。平安時代から室町時代にかけて作られたと思われます。
農林水産省 1999年「日本の棚田百選」に選ばれました。
香美町小代区貫田地区の貫田の棚田はうへ山の棚田とも呼ばれており、地滑り地のあとに作られた棚田です。
39枚、3.1haと規模は大きくないが、よくまとまって管理されているのが特徴です。
全国の黒毛和牛の大半を子孫とする名牛「田尻」号の故郷です。こちらも 1999年「日本の棚田百選」に選ばれています。
但馬御火浦(たじまみほのうら)
新温泉町岸田川河口から香住町の伊笹岬までの、約8kmの岩礁海岸です。
1934年に国の名勝及び天然記念物に指定されています。
西から龍宮洞門、子ノ口、三尾大島、下荒洞門、鋸岬、など多くの見所があります。
なかでも2つの洞門が組み合わさった「釣鐘洞門」は世界最大級の洞門で、中央部は遊覧船が中で旋回できるほど広く、特に有名です。
田井の浜
新温泉町田井地区、田井の浜周辺は、日本列島が大陸の東端にあった頃、地下のマグマが冷え固まった花崗岩から出来ています。
田井の浜西側にある洞門は、節理に沿った破砕帯の模様が竜のように見えるため、竜宮洞門と呼ばれます。
鍾乳「日本洞門」「亀山洞門」
美方郡新温泉町居組にある、鍾乳洞の海食洞です。
日本洞門は、幅7~8m、奥行き約80mの洞窟です。
亀山洞門は日本洞門の東隣にある幅16m、行き28m、水深は3mと浅く、内部は日本洞門よりもやや広めの洞門です。
荒天時に洞内から噴き出す荒波の様子が、鯨が潮を吹く姿を思わせることから別名「潮吹き洞門」とも呼ばれています。
どちらも洞窟内には小さな鐘乳石や石灰皮膜が見られ、県の天然記念物になっています。